社会福祉法人三重ベタニヤ

理念浸透アニメーション動画確認画面
2024/6/15 修正版

イントネーション修正版

「奉仕」「なんでしょうか?」「イエス・キリスト」のイントネーションと、会話の合間を調整しました。

基本理念浸透アニメーション動画 シナリオ原稿

[女性ナレーション]

「私たちは、イエス・キリストの愛と奉仕の精神をもって、高齢者にお仕えします」

これは、三重ベタニヤの基本理念です。でも、理念といわれても少しわかりにくいですよね。

まず最初に、そもそも「理念」とは何でしょうか?

[男性ナレーション]

簡単に説明すると、理念とは「最も大切にしている考え方」。

私たちが、日々判断や行動する上で、迷ったり悩んだりした時にも、この理念をもとに活動していこうということです。

[女性ナレーション]

なるほど。活動の「ものさし」のようなものですね。

では、なぜ三重ベタニヤの理念は「イエス・キリストの愛と奉仕の精神」なのでしょうか?

[男性ナレーション]

それは、私たちにとって相応しい言葉だと考えているからです。

皆さんは十字架をご存じですね。元々は残酷な処刑の道具でした。しかし今では、愛の象徴としてペンダントやイヤリングなどのアクセサリーにも使われています。

これはイエス・キリストが、人々の罪を身代わりとなって背負い、自らの命を差し出した出来事によるものです。かつては処刑の道具であった十字架が、イエス・キリストの無条件の愛によって、美しい愛の象徴へと変えられたのです。

愛と奉仕の精神は、イエス・キリストの生涯を通じての教えなのです。

[女性ナレーション]

「愛と奉仕」についてもう少し詳しく教えてください。

[男性ナレーション]

「愛」には「自己愛」と「隣人愛」があります。

自己愛とは、自分自身を大切にし、ありのままの自分を受け入れることです。

イエス・キリストは「あなたがあなたを愛するように隣人を愛しなさい」と教えていますが、まず自分を愛することができなければ、他人を愛することは難しいです。自分を受け入れることが隣人愛の基盤となります。

そして、隣人愛とは、自分と同じように他人を愛し、大切にすることです。

イエスは「心を尽くし、思いを尽くし、知性を尽くしてあなたの主なる神を愛しなさい。

そして、あなたがあなたを愛するように隣人を愛しなさい」と教えています。隣人愛は、特に社会的に弱い立場にある人々や、助けを必要としている人たちを思いやり、支援することです。

私たちにとって、助けを必要としている人たちは高齢者なのです。

[女性ナレーション]

愛と奉仕の精神とは、自分を愛するように隣人を愛し奉仕すること。

私たちにとって隣人こそが高齢者なのですね。

[男性ナレーション]

その通りです。現代社会では、人は何ができるかで評価されがちです。

しかし、イエス・キリストは存在そのものに価値があると教えました。

高齢者が自分の価値を見出すためには、この存在価値の理解が重要です。

私たちは成し遂げることで価値があるのではなく、存在していること自体に価値があります。

多くの人が年を取ることを恐れたり悲しんだりしますが、イエス・キリストは加齢を知恵や経験の積み重ねと捉えました。高齢者もその人生経験からくる美しさと知恵を持っています。

私たちは高齢者の存在を大切にし、その知恵や経験を尊重しながら共に歩んでいます。

[女性ナレーション]

愛と奉仕の精神を実践することで、高齢者一人ひとりの存在価値を尊重し、共に歩んでいくことを目指しているのですね。

[男性ナレーション]

そうですね。この基本理念は、私たち一人ひとりの心に刻まれています。

みなさんもこの理念を理解し、高齢者の方々に愛と奉仕の精神で接していただきたいと思います。